

原発事故を経験したZ世代がエネルギー問題のリアルに挑む姿を追ったドキュメンタリー映画
東日本大震災と福島原発事故の教訓は、今日の社会に生きているのか?
『みちのく電記』は、12歳の時に原発事故を経験した福島・郡山出身の若者の気候運動を追ったドキュメンタリー。地域を脅かすメガソーラーから日本がグローバルサウスで関与する化石燃料事業、そして身近なエネルギー貧困まで、地球規模の課題と日々の暮らしを結びつけ誰も取り残さない社会を目指して行動する一人の若者の成長を、2021年春から2年半にわたって記録した。『みちのく電記』2024年 | 83分 | 日本 | 16:9 | カラー | ドキュメンタリー
上映情報
2026年9月4日(金)〜10日(木) フォーラム福島
◼️上映時間
9/4(金)~ 6(日) 13:30上映開始
9/7(月)~10(木) 18:30上映開始◼️上映後トークイベント(約50分予定)登壇者
9/4(金) 鴫原宏一朗(出演)、岩崎祐(監督)
9/5(土) 鴫原宏一朗(出演)、岩崎祐(監督)、武藤類子(福島原発告訴団団長)
9/6(日) 鴫原宏一朗(出演)、岩崎祐(監督)、三瓶春江(津島原発訴訟原告)
9/7(月) 鴫原宏一朗(出演)、岩崎祐(監督)、武内優(読書屋「息つぎ」店主)
9月13日(日)9:30【宮城】トークネットホール仙台
自主上映会 募集中
映画、上映会に関するお問合せ:『みちのく電記』上映会実行委員会 michinokudenki@gmail.com チラシ





宮城の発電所めぐり x 原発事故の経験
グローバルサウスとのつながり x 仙台のエネルギー貧困対策
12歳の時に経験した原発事故をめぐる社会の矛盾に疑問を抱いていた福島・郡山出身の鴫原(しぎはら)宏一朗は、世界の若者たちに広がった気候運動「Fridays for Future」に参加し、仙台で授業ストライキを行う。原発事故後、宮城県内では気候変動に拍車をかける石炭火力やパーム油発電、森林を伐採し土砂災害のリスクを高めるメガソーラーなどの計画が進んだ。カメラは鴫原と現場で研究者や住民の声に耳を傾けながら事業の実態に迫り、津波被災地で取り組まれてきた市民出資の太陽光発電に希望を見出す。
バングラデシュからのメッセージをきっかけに、日本が現地で進める石炭火力事業の実態を知った鴫原たちは、グローバルサウスの若者たちと連携し、エジプトで開かれた国連の気候変動対策の会議「COP27」にも参加する。また日本国内の電気代高騰を受けて、地元仙台ではエネルギー貧困対策の食料支援活動に奔走する。地球規模の課題と身近な暮らしを結びつけ、誰も取り残さない社会を目指す一人の若者の成長と、社会変化の兆しが映し出される。




監督メッセージ
撮影を始めた2021年春の時点で、気候変動問題や再エネについて漠然とした知識しかなかった私が、鴫原さんの活動を追いながら学んだことを、多くの方に分かりやすく伝えようとまとめたのが本作です。
コロナ禍を機に社会構造そのものについての関心を深めていた私は、宮城県内のパーム油発電について調べる中で彼と出会いました。エネルギー問題について理路整然と解説し、情熱を内に秘めながら仲間を牽引する彼こそが、仙台から始まるムーブメントの主人公だと直感しました。私自身が知らなかった、また無関心だった原発事故後の東北そしてグローバルサウスにおける電力をめぐる状況を彼らとたどることで、すべてが私たちの社会のあり方に直結しているのだと、自分の認識もクリアになっていきました。
本作が鴫原さんを主人公とする長編作品として完成したのは、ひとえに彼が活動を根気よく続けてきたからです。気候・エネルギー問題は、元々彼が取り組んでいた労働・貧困問題と切り離せないものであり、彼の運動の核にあるのは、誰かを犠牲にしたくないというブレない人権意識だと思います。ぜひ、オープニングとその2年半後に撮られたラストシーンでの彼の表情の違いを見比べて頂きたいと思います。そこには、仲間と共に問い、学び、考えたことを身体をつかって実践に移してきた若者の成長が見て取れます。Z世代の社会運動の記録として、そして今私たちが生きる世界の構造について立ち止まり改めて考えるきっかけとして、本作をご覧頂ければ幸いです。
過去の上映会
2025年
7月20日(日) 【東京・台東区】SOOO Dramatic!
2026年
2月8日(日)【大阪】ワン・ワールド・フェスティバル 梅田スカイビル
2月21日(土) 【宮城】せんだいメディアテーク スタジオシアター
3月6日(金) 【神奈川・鎌倉】カフェ エチカ
3月7日(土)【神奈川・鎌倉】 まちの灯り 映画館(カフェ)
3月11日(水)【東京・目黒区】Fabric KK. Regen Studio
3月20日(金・祝) 【宮城】気仙沼市民福祉センター やすらぎ 多目的ホール
6月23日(火)【神奈川】おだわら市民交流センター UMECO
8月24日(月)【宮城】岩沼西コミュニティセンター
出演・製作者

出演
鴫原宏一朗
1998年、福島・郡山生まれ。東北大学大学院農学研究科博士課程で農業経済学を専攻。仙台を拠点に、NPOなどで労働・貧困問題、気候変動問題、グローバルサウスの環境破壊の問題に取り組む。特定非営利活動法人POSSEの理事・仙台支部代表、Fridays for Future Sendai代表を務めるほか、仙台けやきユニオン、フードバンク仙台で活動。

監督・撮影・編集・製作
岩崎祐
ドキュメンタリーを主に手がける東京出身の映像作家。東京で暮らすエチオピア人難民申請者の奮闘を取材した短編『かぞくの証明』(19)がドイツのニッポン・コネクションに選出。旧ユーゴ出身の無国籍者を追った『彷徨』(21)が札幌国際短編映画祭でジャパン・プレミア・アワードを受賞。佐渡島北端の集落の暮らしを記録した共同監督作『北鵜島』(24)がドックス・アイルランドに選出された。

共同製作・追加撮影
ロジャー・スミス
アメリカ出身の環境NGOコンサルタント、ドキュメンタリー製作者。大学時代に交換留学で来日。環境保護団体でコネチカット州を拠点に気候変動対策や再生可能エネルギー促進を推進する活動を経て、東日本大震災の復興と地域脱炭素の推進に関心を持ち再度来日。2014年から3年間、松島町国際交流員を、2017年には松島町観光親善大使を務めた。松島在住。
製作:一粒舎
製作協力:マイティー・アース
©️一粒舎












